フリーランスの単価アップの交渉方法

フリーランスのエンジニアが自分の単価を決める際の最初のステップは、市場の相場を把握することです。
自分のスキルや経験、専門性を考慮し、それらが市場でどれくらいの価値があるかを理解することから始めましょう。
一般的な相場を知ることで、自分自身の価値を適正に評価するための基準を得ることができます。

次に、単価交渉に入る前には、交渉材料をしっかり集めることが欠かせません。
過去の実績や評価、具体的なスキル、経験の詳細など、自分が提供できる価値を具体的に示す材料が必要です。
これらの情報は、自分がクライアントに要求する単価が妥当であることを証明するための証拠となります。

さらに、自分の価値をどうアピールするかも交渉においては大切な要素です。
しかし、自分のスキルをアピールするだけでなく、それがクライアントにどのような価値をもたらすかを具体的に説明することを意識しましょう。
クライアントは、提供されるサービスでどのような効果が得られるかを知りたいものです。
クライアントの課題をどのように解決するのかを具体的に示すことで、自分の価値を効果的にアピールできます。

交渉のタイミングも重要で、信頼関係を築いたクライアントに対して単価アップを交渉する際は、具体的な成果とその価値を明示するようにしましょう。
過去のプロジェクトでどのような成果を上げ、その成果がクライアントのビジネスにどのように貢献したかを詳細に説明できれば、単価アップも当然だと納得してくれるはずです。

IT業界で需要のあるエンジニアの職種

エンジニアは、IT業界のあらゆる分野で活躍しています。
システム開発はもちろん、サーバーやデータベース、ネットワークにいたるまで、エンジニアが働ける範囲は非常に広いです。
これからエンジニアを目指す場合には、代表的なエンジニアの職種とそれぞれが活躍するフィールドについて理解しておきましょう。

まずエンジニアとして代表的なのが、システムエンジニアです。
システム設計や開発を幅広く行うエンジニアで、クライアントの要望を打ち合わせで聞き出すなど、プログラマーの上位職的な役割を担います。
システム開発のプロジェクトには欠かせない存在であり、多くのエンジニアがシステムエンジニアを目指すことも珍しくありません。

また、最近はスマートフォンが普及したこともあり、Webエンジニアの需要も高まっています。
WebエンジニアはWebサイトやWebアプリケーションなど、ブラウザ上で動くシステムを設計・開発する職種です。
見た目や操作部分を担当するフロントエンド、内部のデータのやり取りやサーバー周りを担当するバックエンドの2つに分けられます。
特にフロントエンドは、スキル習得の難易度がほかのエンジニアの職種と比べて優しいことから、エンジニア転向を考えている人にも人気です。

さらに、スマートフォンはもちろんPCやコンシューマー向けのゲーム開発を行うゲームエンジニアが挙げられます。
いずれのエンジニアも専門的な知識が求められますが、スキルを習得できれば高い需要があるため、IT業界で長く活躍できるでしょう。

福利厚生サービスの経費計上

フリーランス向けに提供されている福利厚生サービスを利用しても、その利用料や加入料などは残念ながら経費として計上することはできません。
しかし、サービス内容によって、経費計上できるかどうかも変わってきます。

経費計上できるかどうかの線引きは、私的な用途で利用したのか、それとも仕事を遂行するうえで必要な利用だったのかです。
たとえば映画を鑑賞した場合でも、見たい映画を友人と楽しんだ場合には、経費として計上することは難しいでしょう。
一方で、仕事のマーケティング調査や特定の映画を見たうえで職務を遂行しなければいけない場合なら、これは仕事に必要な鑑賞となるため、経費として計上することができます。

もし、フリーランスが特定のサービスを利用して経費計上することを考えているのであれば、領収書はすべて残しておきましょう。
領収書はいつどこで、何に対して費用を払ったのかを示す公的な書類です。
中にはレシートで代用できたり、オンラインの料金明細書で代用できたりするケースもあるかもしれません。
いずれの場合でも、領収書として利用するために記載されていなければいけない項目に漏れがないことを確認することが大事です。

経費計上したサービスの領収書は、白色申告している人なら最低5年間、青色申告している人なら最低7年間は保管しなければいけません。
万が一、この期間に税務調査が入った場合には提出する義務が発生します。
そのため、常に整理を心がけていつでも提出できる状態で保管しておくのが良いでしょう。